肩こりや腰痛でお悩みの方は「骨盤がゆがんでいる」「背骨がゆがんでいる」こんな言葉を一度は耳にしたことがあるかと思います。
今回のテーマに入る前に、【ゆがみがあると実際にカラダではどんなことが起きているのか?】を簡単にご説明します。
一部の筋肉に負担がかかる
骨盤や背骨がゆがむということは、すなわち普段の姿勢が悪くなっているということになります。
その悪い姿勢で生活し続けていると同じ筋肉にばかり負担がかかってしまい、結果的に腰痛や肩こりを発症します。
呼吸が浅くなる
猫背の場合、自然と呼吸が浅くなり酸素が少なくなります。すると「口呼吸」になりやすく歯列にも影響するといわれています。口呼吸は他にも噛み締め癖や顎関節症、睡眠時無呼吸症候群の要因になります。
また、呼吸が正しく行えないことは自律神経の乱れにもつながります。
このように、一言で「ゆがみ」といってもさまざまな影響があり、不調を引き起こす原因となっています。
逆にいえば、ゆがみを調整することで
・肩こりや腰痛などの改善・予防
・カラダが疲れにくくなる
・酸素が供給されやすくなり集中力が増す
・スポーツのパフォーマンスがアップする
といったメリットが挙げられています。
ゆがみはどこからやってくるのか?
ほとんどの場合、ゆがみは普段の生活習慣の中で作られます。
・デスクワークだから基本ずっと座っている(座るときに足を組んでしまう)
・寝ながらスマホを見たり本を読んだりしている
・テレビを見る時に画面が正面にない=カラダが左右どちらかを向いている
・日頃ほとんど運動をしない
・車の運転を長時間する機会が多い
・カバンはいつも同じ側の肩にかけている
・ストレスを感じることが多い
ざっと出すだけでもこのようなことがゆがみの原因として挙げられます。
上記の原因を簡単にまとめると
同じ姿勢でいる時間が長い
何かをする際に同じところばかり使うことを繰り返してしまっている
運動をする習慣がなく筋力が低下している
ということをしているとカラダがゆがんできてしまうということになります。
ゆがみの対策
さまざまな不調の一因となり、そして日常ありふれたことの繰り返しで起こってしまうゆがみ。
その対策としては
・デスクワークの方は1時間に一度は水分補給やトイレに行くなどで立ち上がり少し歩くこと
・座っている間は足を組まない、背もたれにずっと寄りかからず背筋を伸ばす機会を増やす
・少ない階数の移動であれば階段を使用する
・スマホや本を寝ながら見ない
・テレビは正面で見るようにする
このようなことが挙げられます。誰でも比較的簡単に取り組めますので、思い当たることがあった方はぜひお試しください。
そうはいっても仕事中は忙しくてついつい意識することを忘れてしまう、疲れていて帰宅後まで何かを意識したくないという方も多いかと思います。そういった方にはもう一つの対策として、「まず先にゆがみを整えてカラダを元気にしてから、それを維持するのをご自身で行う」という方法があります。
カラダ改革ではそんな皆様のお悩みを整体や鍼施術で調整するサポートを行っております。
自分ひとりではどうしたらいいかわからない、ひとりでは長続きしなくて結局すぐにゆがみが戻ってしまうという方はぜひ一度ご相談下さい。
参考文献
https://www.jstage.jst.go.jp/article/rika/22/3/22_3_353/_pdf/-char/ja
https://www.jstage.jst.go.jp/article/yotsu1995/4/1/4_1_31/_pdf/-char/en
http://www.jsomt.jp/journal/pdf/067020087.pdf