生理痛(月経痛)は強いから悪い、重いから悪いのではなく、ある時点で不調、すなわち『ないのが当たり前』といわれています!
症状はお腹の痛みや重だるい感覚以外にも頭痛や吐き気まで起きてしまうことも。
痛み止めを常備している方も多くいらっしゃいますね。
今回はそんな生理痛について、お話していきます!
生理痛(月経痛)とは
子宮にたまった経血を捨てるために子宮を収縮するホルモン「プロスタグランジン」が過剰に分泌することで起こる痛み全般のことを言います。
このホルモンは様々な部分に痛みを出す原因にもなることから、頭痛や関節痛も起こる可能性があります!
また、痛みだけでなくだるさや吐き気を伴う場合もあります。
☑下腹部が痛い
☑腰が痛い
☑頭痛
☑吐き気
☑PMSがある
☑うつ症状
生理前〜生理中で上の項目から3つ以上当てはまる場合や、一つでも薬を必要とするレベルの症状の場合、治療を受けることで改善される可能性があります。
生理痛にはなぜ個人差があるのか
- 自律神経の乱れにともなうホルモンバランスの乱れ
- 栄養の偏った食事や食事量の不足
- 器質的要因(もともとの変形や何らかの病変によるもの)
生理痛の個人差には様々な原因がありますが、主に上の3つがあげられます。
夜更かしや不眠症など睡眠障害によって自律神経が乱れている場合は、生理痛に対する施術に加えて睡眠の質を改善させるような施術が必要です!
過度なダイエットや食事制限も生理痛の原因になります。
生理痛の有無は全身の健康状態が現れるといっても過言ではないでしょう。
生理痛の治療方法
- 鎮痛剤
- 漢方
- 低用量ピル
- セルフケア
- 整体・マッサージ
- 鍼
当店でできること
鍼施術
こちらの文献では生理痛を含む「月経随伴症状」に鍼施術が効果的であると書かれています。(施術を3か月の継続した場合)
月2回程度の施術を受けることで自律神経やホルモンバランスが整い、生理痛がやわらいでいきます。
一例ではありますが、当店の鍼施術を受けていただいた方から生理周期が安定したというお声をいただいたことがあります!
日々意識されている体調管理に加えて、月2回の鍼施術をお試ししてみませんか?
タクティールケア
月経痛を有する青年期女性に対する タクティールケアの症状緩和効果
こちらの文献は、タクティールケアによる癒し効果が生理痛を含む「月経随伴症状」に有効であると書かれています。
また、痛み止めを飲む必要がないレベルの月経随伴症状でも改善が見られたそうです!
周りに比べれば重くないと感じている生理痛にも試す価値アリです。
プロスタグランジンのように痛みを出すホルモンもあれば、痛みを緩和するホルモンもあります。
薬が効かないという方には、是非一度お試しいただきたいです!!
※タクティールケア:マッサージのように相手を包み込むように手を当てる施術。相手との信頼関係や、分泌されるホルモンの働きにより、症状の緩和が期待できるケアのこと
[参考文献]
相良洋子. “月経随伴症状に対する心身医学的対応 (< 特集> 女性をめぐる心身医学).” 心身医学 49.11 (2009): 1163-1170
酒井桂子, et al. “月経痛を有する青年期女性に対するタクティールケアの症状緩和効果.” 看護実践学会誌= Journal of Society of Nursing Practice 26.1 (2014): 117-124.